確かに動いた心をなかったことにしてしまうのは、自分の心に失礼だから。

「パパジャニWEST」paravi版を一気見した感想

WHLのあの「うがいコン」以降、まんまとKAT-TUNが気になっていたエイター、そういえば前に見てたドラマに中丸さん出てたなと思い、paraviを契約した。それが全ての始まり。ドラマ(2019年の「わたし、定時で帰ります。」)も、もちろん良くてあまりの中丸さんっぷりにあっという間に全部見たしそれはそれで感想を別で書きたいくらいなのだけど、爆速で見切ってしまったがために、無料期間中に気軽なやつもう1個くらい見たいなあという出来心で気楽にタップしてしまったのが、ランキング上位にあった「パパジャニWEST」だった。

 

そこから、3週間もかからずに47本を見切ってしまった。ねこ飼い始めた同僚が急に早く帰るようになるみたいな感じで、今日のうちに1本でも多くパパジャニを見たくて頑張って働いた。でも当初は正直、ここまで心を掴まれると思ってもみなかった。

1日託児をする台本のないバラエティがなぜこうまで面白いかって、ここまで要素を削ぎ落とした番組なら答えは明白で、出演者の魅力そのもの。こうしてじっくり拝見するまで気づけていなかったけれど、とっても1人1人が個性的なグループだし、エイトとはまた全然違ったグループならではの平和な空気感もたまらなかった(最初から最後まで、番組の立て付けがコロコロ変わることもなく、番組を始める前からWESTさんの個性にかけた構成にされていた制作さんのお力も、すごいとつくづく…!)

 

あまりにもお一人お一人の個性に魅了されてしまったので、見終わったばかりの今、視聴前後の印象をざっくり書いてみたいと思う。

あえて番組について本編以外の情報(記事とかツイートとか)にあまり触れていないので、番組への一般的な世論や、ジャスミンさんたちの見方と違う部分もあると思うのですが、もしくはありきたりな話ばかりかもしれないのですが、あくまで初めてWESTさんをがっつり拝見した私個人の感覚の覚え書きです。

 

 

〜〜見る前の認識〜〜

ジャニーズWEST

関ジャニ∞の地元の後輩。エイタメで丸ちゃんが「ジャニーズWEST売れてるぅ〜♪」(粉もん)って歌ってたから売れてるんだな〜って思ってた。ええじゃないかは知ってた。

 

中間淳太さん

横山さんの出る木曜ヒルナンデスでお見かけする、とってもきれいなお姉さん。クセがなさそう。

 

桐山照史さん

同じく木曜ヒルナンデスでお見かけする威勢の良い兄ちゃん。なんだか見てるだけで景気が良い。

 

濵田崇裕さん

なんでか知ってたハマちゃん。去年のカウコンお休みで客席にいたけど、メンバーみんながしきりにハマちゃんハマちゃん言っていたので、きっと愛されキャラ。

 

重岡大毅さん

メンカラ赤でセンターの方。歯が多いことは横山さんから聞いていた。重岡さんがエイトの公演を見学に来てた時、亮ちゃんがステージから「重岡すきやねん!!!!」と叫んだのを目撃し、あの亮ちゃんの寵愛を一身に集めている…だと……??と嫉妬に似た尊敬の念を抱いていた。ドラマでもお顔を見たことあったし演技お上手だなという印象があったので、なんだかんだ1番認識はあった。

 

神山智洋さん

ドリアイグリーンのリモート会議で初めて認識。作曲ができて踊れてピアスが多いという情報の破片だけで安田さんの風合いを感じて心がざわついていた。

 

藤井流星さん

言葉数の少ないイケメン。とにかくイケメン。正統派イケメン。国際的イケメン。

 

小瀧望さん

のんちゃんという愛称を聞いたことがあったのと、甘い顔立ちの雰囲気から、キキララちゃんみたいなかわいいキャラクターを想像していた。

 

 

 

〜〜見た後の感想〜〜

※敬意を込めながらも、一方的な私が思う心の距離を表すために一部心の中の呼び名で記載してみます

 

中間くん

グズる子いれば説得、泣く子あれば駆けつけ、好き嫌いあればメニュー考案、英語話者のお子さんがいれば英会話、ボケるメンバーあれば瞬時のツッコミ。できなかったことと言えば、泣きじゃくっちゃった赤ちゃんのお風呂入れくらい?でもそれも、わからないこと、できないことを素直に認めて濵田さんへの助けを求める必死な感じに思わずクスッときてしまう。だから印象としては、なんでもできる方。なのに、自分で自分のすごさが分かってない感じがして愛おしい。ついでに、割とぶっちぎり最年長なのに、後輩たちからいじられ倒されてるのも、周りから見えてるほど気づいていない感じ。あのイカらなさにオイシイという感情もあるのかもしれないけれど、見てるこちらが思っているほどいじられ認識が本人になさそうというか、それだけ度量が大きいというか、そんなふわっとした空気感にたまらなく癒される。

 

かと思えば、ハロウィンパーティーオバQ仮装。渾身の白塗り全身白タイツに鞄をジャニーズ持ちして颯爽と現れる、しっかり者の最年長の姿に大爆笑したのは言わずもがなだったけど、仮装から演出まで「めちゃくちゃ考えたもん」とおっしゃった瞬間に世界が変わった。ふわっとおおらかで天性の何かで笑いを誘っていると思っていたあの中間さんが、めちゃくちゃ考えて仮装して大爆笑をかっさらう。すでに私は彼の掌の上で転がされているだけだったとわかった時にはすでに遅かった。私のスマホはすでに中間さんのジャニウェブを開いて、さらなる中間さんを求め始めていた(自嘲的なひとり語りで雨に濡れたとかハイボール飲みすぎたとか教えてくれる日記、圧倒的な彼氏みでさらに沼だった。現場からは以上です)。

 

人格者でスキルもあって頭の回転も早くてカッコ良くて、でも奢らず自然体でおおらか。今まで横山さんしか見えていなかった木曜ヒルナンデスだったけど、中間さんのワイプもだいぶ目が離せなくなってしまった。

 

桐山くん

もはや桐山さんありきのこの番組。「#保育科出身の桐山パパ」ってテロップ、夢の中まで出てきそうなほどいっぱい見た。お子さんとの接し方はメンバーからも「大先生」と呼ばれていたほどだし、ワンちゃんも面倒見れるし、料理にDIY、紙芝居制作から凧作り、ボケにツッコミ…それでいて買い出し中に神山さんの目を盗んで自分のおやつのたこ焼き買っちゃうお茶目な一面もあって、何もかもをできすぎる方。こんなに「生きる力」のある男に惚れないわけがない。生命力がここまで強いと、惚れると言っても、女性が男性に向かって思うかっこいいに留まらないのだと痛感したのが、8月生まれの桐山さん・重岡さん・藤井さんへ誕生日プレゼントを持ち寄った回のこと。残り4人が、8月生まれの3人のうち1人へのプレゼントを打ち合わせなしで持ち寄った結果、全員が桐山さんへのプレゼントを買ってきてしまうという愛され度の爆発した事件を目の当たりにした。私もつい、桐山さんに6食分のうどんを差し上げて、月曜日と火曜日で食べ切って欲しくなってしまったもの。心は同じ…と思わずにいられなかった。

パパジャニを見進める中で噂を聞きつけ早速聞いた伝統の「レコメン!」木曜日の枠で、桐山さんは二丁目界隈の方からもアイドルとして崇められていると伺い、やはり彼の生きる力がみなぎってる感じは、年齢、性別、きっと国籍も超越してしまう最強の愛されキャラなのだと思った。

 

濵ちゃん

最初の印象は、言葉を選ばずに言えば愛すべきポンコツ。常にヤヤ滑りくらいをついてくるし、イヤイヤ期のお子さんを最初に泣かせちゃうのは彼だったり、アイドルがパパとして奮闘するドタバタ感はある意味誰よりもイメージ通りだったかもしれない。でも、ベストパパに何度も選ばれていたり、お風呂で濵田さんと遊んでいるうちにいい子のメッキをようやく剥がしてケラケラ笑うハルキくんの姿だったりを見ていると、映っていないところでの活躍がいっぱいあったんじゃないかと想像させる。特に印象的だったのが、夏キャンプでカードマジックに失敗して濵田さん本人はスベッたと落ち込んでいたけれど、冬キャンプで同じお子さんたちが自ら「今日はトランプやらないの?」と聞いたシーン。一生懸命にお子さんたちを喜ばせようとしていた想いは通じていたし、お子さんたちが褒めてくれたこの収録に濵田さんが骨折で欠席しているというのも、活躍を自慢しないアクもないてらいもない人柄の良さの象徴のようなシーンだった。

いち視聴者としても濵田さんの欠席回はなんか物足りないし、結局彼がいないと何も始まらないという思いをメンバーみんなも共有しているのもとっても面白いし、ハートフルなグループだなあと感じる。桐山さんとは少し違った、誰からも愛されるキャラクターに思えた。

 

シゲちゃん

名前を連呼する謎のお風呂遊びだったり、無表情な思春期男子に向けた渾身の肘と膝ピーン(顔芸)だったり、アクセサリーを炒めるという突拍子もない伝説的なおままごとだったり…。スベろうがどうなろうが常に不屈の精神で目の前にいるお子さんを喜ばせようとしていて、エネルギーが湧いて出る源泉のような方だなと感じた。あまりの不屈さに、ミコトちゃんが2回目に心臓マッサージごっこで笑顔を見せたときは、なんだか泣けてしまった。爽やかでカッコ良くって、スンとしてたらそれだけでも華があるのに、やたらと身を削ってしまうのは、重岡さんのファンサというか、有り余るサービス精神と向上心のなせる技なのかと思った。

常にムードを明るい方へ導こうとするのはお子さんに対してだけでなくて、きっと目の前にいて一緒に活動しているメンバーへもそうで、軽井沢キャンプの行きの車で、「内弁慶だからドラマの現場では黙ってしまう」とドチャクソ騒ぎながら喋っていたけど、そんな彼の雰囲気にメンバーも自然と顔が綻んでいく感じが、見ていて果てしなく美しい。きっと、ファンの方に対しても同じで、重岡さん担のジャスミンさんたちは、きっと幸せをいっぱいもらってるんだろうなあとなんとなく感じている。

 

ドラマ「知らなくていいコト」はリアルタイムで見ていて、迫真の演技の凄みに心震わせていたけれど、ジャニーズ事務所ってとんでもない役も引き受けるものだなあと思っていた。でも、今なら狂気じみたあの役どころのキャスティングが重岡さんだった理由がよく分かる。常に力いっぱいだからこそにじむアンバランスさを持った重岡さんがセンターに立つことで、グループお一人お一人の個性も余計に際立ってるんじゃないかなと想像している。

 

神ちゃん

調理後で食事前の慌ただしさの中でも忘れずにエプロンを折り目通りに畳んだり、箱アイスのソフトクリームのカップを全員分集めて重ねたり、その丁寧な仕事ぶりからむしろ「ママ」と表現されることが多かった神山さん。食事中に肘ついちゃダメだよとか細かいところまでよく気づくし、きちんとお子さんに注意できる神山さんに確かに母性が溢れていてとても素敵だった。

彼へ開眼したのは、カルタ作りの時。ふざけ倒す重岡さんと濵田さん、オチが見つからなくなって真剣に絵札を描く神山さんに絡みに行った時に、柔らかな雰囲気は突如一変。怒鳴ってぶちぎれるという姿を見せた。集中するあまりストイックになるし、感情の表現が思っていた以上に豊かでふり幅広くて、ギャップ好きな私は、次にどんな表情を見せてくれるか楽しみで仕方なくなった。そしてそこから、神山さんの感受性が恐ろしいほど豊かなことに気が付く。作った料理をお子さんが「おいしい」と言ってくれたことに対して美しすぎる涙を流したのをはじめ、恋するアイリちゃんに寄り添って応援する姿には海より大きな包容力を感じたし、かと思えば金勘定にめちゃくちゃ厳しかったり。基本的には眼差しの優しい方と感じたし、なんでもできて器用で大人の分別もありそうだけど、ゾーンに入ったら1番豹変してしまいそうな、まだまだ見れていない面がたくさんありそうなワクワク感がたまらなかった。

 

(と思ってとりあえずざっくり調べてみたら、ドラマCHEATで追い詰められて狂気的になるあの詐欺師は神山さんだったなんて…!ドリアイなにわの日も、記憶が正しければYSSBで色気たっぷりにシャウトしていたのも神山さんだったような気がする。ギャップ…!!演技もライブももっと見てみたい…!)

 

流星くん

パパジャニをいくら見進めても変わらない1つの真理、やっぱりイケメン。こんなイケメンをパパって呼ぶなんて憚られるから、むしろイケメンすぎて彼だけハンディ背負ってるのでは?という要らぬ心配さえしたくらい、どの角度から映り込んでもイケメン。でももちろんそんな心配不要なくらい、優しくてお子さんに寄り添う姿が印象的だった。男らしくなれないお兄ちゃんが来た夏のBBQ回には「本当は優しいからこの子は偉そうにしないんだ」(ニュアンス)とか言ってあげるし、大家族スペシャルで高校生の長女をお迎えに行き2人で過ごす車内でも、大家族で迎える思春期ならではの悩みを真摯に聞き受け止めてあげていた。優しくておっとりしていて、流されず自分の価値観で冷静に見定めていっている感じがして、見てるだけで気持ちが穏やかになる。

ただそんなおっとりコアラさんのような雰囲気を纏いながら、我が道を行きすぎてとにかくド天然になってしまうのも、大きな見どころだった。そもそも私が最初に見たパパジャニは、paravi最終回の地上波お引っ越しスペシャルで、流星さんの付け替えられないソケットと見つからないキーホルダーに大爆笑したのが始まりだった。1周してまた最終回に戻ってきて、何もかも面白かったけれど、大爆笑の度合いで言うと、付け替えられないソケットと見つからないキーホルダーを超えるものはなかった。そんな天然エピソードそのものに笑っちゃうだけでなく、周りから天然を指摘されても、周りと一緒に自分で自分の天然を笑っている姿も印象的だった。どこまでも自分のある方だなと感じる。

 

のんちゃん

おふざけいたずら大好きっ子で、個人的にはエイトの最年少・大倉さんに抱く感情にも似たものがあったけれど、天性の末っ子。一般人に近い感覚があるような、だるいとか大変とかそういう部分も変に隠さず曝け出しているから人間味に溢れていて、彼がすぐ心折れたり卒なくこなさない分、子どもと向き合う等身大の葛藤に共感させてもらえた気がする。

でも、どんなにふざけたメンバーとの談笑中でも、ゲストの子どもを絶対に「お子さん」と呼ぶ、他人への敬意や仕事への真摯さに終始キュンキュンしていた。ここだけ見ると、仕事に真摯なことは当たり前だろという感じなのだけれど、小瀧くんはすでに私の中で国民の弟みたいなイメージになったので、自由奔放に楽しそうにしている中で「決めるところは決める」瞬間を見られると、なんとも言えず嬉しい気持ちになってしまう。パパジャニ見始めて3日目くらいで迎えたなにわの日の配信では、小瀧さんがステージに立って歌って踊ってる事実だけで心が震えた。しかも「証拠」でかっこいいがなりボーカルで決めたり高身長で見応えあるダンスパフォーマンスをしてるのを見たりした日には、自然と涙が出てしまった。

 

やるときはやるけど、そうじゃないときは飾らないでいるかっこいいお兄さん。夏キャンプ回の女の子たちが、バドミントンをしていくうちに小瀧さんのことパパというより惚れていってしまっている感じもあって、見ていて微笑ましかったし、女の子たちに共感しかなかった。

 

ジャニーズWEST

総じて、個人的には圧倒的に箱推ししたいグループだなと思った。7人集まってああでもないこうでもないと互いを認め合いながらゲラゲラ笑いながら進めている様子は、本当にずーっと見ていられる。(現に、paravi版すでに2周目に突入している。無料期間でやめようかと思ってたけど全然そうは行かなくなった。)

軽井沢冬キャンプの行きの車の中で、藤井さんがみんなに出した心理テストが印象的だった。うっかり「桐山さんをいらないと思っている」というテスト結果を導いてしまったものの、それを悪ノリでいじるでもなく、みんなで穏やかに朗らかに笑いながら「これは心理テストが間違ってる」という方向に話を進めたのが目から鱗だった。こんなにメンバー愛が深く、団結し、しかもとにかく平和な空気が流れているのに、1人1人のキャラもしっかり立っているグループの現場があったのかと、衝撃の出会いだった。

 

あと個人的には、お酒を潔く飲むアイドルは好きなので、冬キャンプ回で小瀧さんだけでなく寒さに勝てなかった中間さんまでもおもむろに白ワインを飲み出すシーンはツボだった。番組のことはほぼ調べてないくせにメンバーのお酒事情だけはざっくり調べたところ、皆さん嗜まれるようで、良き良きと思っている。

 

 

 

 

140字じゃまとまらないと思って書き出したけど、そもそも47本も一気に見たしあまりにお一人お一人について思ったことが多過ぎて、気づけば7,000字超。道理でツイッターに書きづらかったわけだ。エイトの時も、バラエティから入って最初の円盤がライブ映像だったので、WESTさんも最初の1枚は去年のライブBDに決めて、頼んでみた。ライブを見たら、歌ダンスはもちろん、シンメとかユニットとかそういう概念も分かってくると思うので、今から見るのが楽しみだし、その上でもう一度paraviを見直したら恐ろしいほど見え方がまた変わりそう。

 

ありきたりな感想なのか、見当違いな感想になっているのか分からないけど、とにもかくにも、パパジャニもジャニーズWESTもとってもとっても愛おしくなってしまった。ひょんなことから漂着した沼だったけど、出会ってしまった以上はこれからもありがたく楽しませて頂きたいなと思っている。paraviに、推しに感謝。

 

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@mamemeeepan